最終更新日: 2023/01/31
バーコードのバーに黒以外の色を使っていいのか?
結論から言えば可能です。 シンボルの刷り色は白地に黒いバーが最適ですが、黒白以外の色も使うことができます。 ただし背景、バーの使う色ともに制限があります。
バーに使える色
黒、青、濃紺、濃緑系統の色など
背景に使える色
白、赤、黄、橙系統の色など
なぜ決まりがあるのかといえば、バーコードの読み取りの仕組みに関係があります。
バーコードでは反射したところ(白い背景)と光が吸収する部分(黒いバー)を受信してアナログ波形を得ることで数字を読み取っています。
そして、バーコードリーダーは一般的に赤色のLEDやレーザー光を使っていますので、赤い色を吸収しやすい色、例えば、黒、濃紺、濃緑などでバーを作成する必要があります。
逆に赤い光を反射しやすい色(白、黄、橙など)が背景に適している訳です。
もしバーを赤色、背景を青色というようにするとバーコードは読めなくなりますので、配色にはご注意下さい。
また、バーコードにアミは使わないで下さい。
読み取りの間違いが起こる可能性があるので、灰色にしたい場合はグレーの特色を使って下さい。
なお背景は色だけでなくまた、銀色の下地など、表面に光沢があるものは非常に読み取りにくくなりますので、できるだけ避けた方が良いと思われます。
白黒反転すると読める?
1次元バーコード(JAN、ITFなど)も2次元コード(QRコード、データマトリックスなど)もご利用のリーダーやアプリに白黒反転したバーコードを読み取れる機能がある場合は読み取りが可能です。